アルバイトやパートの審査基準や借入条件は?限度額はどれくらい?
アルバイトやパートで生計を立てている方にとって、カードローンの審査は大きな不安材料かと思います。
急なお金が必要になる機会も多い立場なのに、いざカードローンに申し込もうとなると、「審査に落ちてしまうのではないか・・・」と心配になりますよね。
ここでは、アルバイトやパートの方のカードローン審査の審査基準や、借入条件について考えてみましょう。
「借入限度額はどれくらいまで可能なんだろう?」
「雇用形態って審査にどう影響する?」
「在籍確認が心配・・・」
「審査に必要な書類は?」
「アルバイトに優しいカードローンはどこ?」
アルバイトやパートの方がカードローンの審査で不安になる、こういったお悩みにお答えしたいと思います。
目次
審査基準や借入条件は?
カードローンの審査基準や借入条件は、もちろん各金融機関やカードローン商品によって違いがあります。
それでも、おおよその目安となる基準があると不安も和らぎますよね。
平均的なカードローンの審査基準や借入条件について、細かく見てみましょう。
アルバイトやパートがカードローンを利用するには年収はどれくらい必要?
ほぼ全てのカードローンで、絶対に掲げられている申し込み条件が「収入のある人」でしょう。
収入の無い、将来返済できるあての無い人にお金を貸すカードローンはありません。(例えば、求職中で来月からは働ける内定があるという人でも、実際に来月になって働き出すまでは”無職”という扱いになります。)
ではいったいどれくらいの収入があれば大丈夫なのでしょう?
じつは、年収の多さが借入できるかできないかにそれほど大きく影響することはないのです。
少し意外かもしれませんが、カードローンで貸付の可否に影響するのは収入の安定性の方なのです。
カードローンやクレジットなどの信用産業では、その人の信用度が大きな審査ポイントとなります。
極端な例ですが、ぽっと出で1曲大ヒットを出したミュージシャンと、年収300万円で同じ勤務先に10年間勤めている人ならば、後者の方が信用度が高いという見方がされる業界なのです。
ですから、収入の高い低いはそれほど心配することではないのです。
勤続年数はどれくらいあればカードローンの審査に通る?
収入の安定性を審査する際に、大きく影響してくるのが勤続年数です。
高収入の短期アルバイトを次々とこなしているよりも、給料は高くなくともひとつの勤務先で長い期間働き続けている人の方が審査に通りやすいと考えてよいでしょう。
ではどれくらいの期間働いていればカードローンの審査で落とされないのでしょうか?
具体的な期間については、審査を受けてみないと分からないというのが真実ではありますが、口コミや体験談などを見てみるとおおよその目安として、勤続実績が1年間以上であれば問題ないというのが現状のようです。
少なくとも半年以上は勤務していないと厳しいと考えておきましょう。
アルバイト・パートの借入限度額はどれくらいまで可能?
「アルバイトやパートの場合いくらくらいまで借りられるの?」ここは非常に気になるところでしょう。
まず大前提として、貸金業者では年収の3分の1以上の貸付は行いません。
これは総量規制という法律で決まっていることですので、最大限度額があなたの年収の3分の1を超えることはありません。
また、他社ですでに借り入れをしている場合には、その残高も合わせて年収の3分の1までとなります(クレジットカードのキャッシング枠の利用額も含まれます)。
「じゃあ自分は年収300万円だから100万円まで借りられるのか!」と、早合点してはいけません。
カードローン商品ごとに最大融資額は決められていますが、最初からその額まで貸してくれることはまず無いと考えておきましょう。通常は少額の融資から始まり、利用状況や返済状況を見ながら限度額の増額がされていきます。
アルバイトやパートの方が初めて利用する場合、(もちろん収入にもよりますが)限度額50万円も出れば相当評価が高かったと考えられるでしょう。
多くの場合には、5万円とか10万円といった限度額からスタートする可能性が高いと考えておきましょう。
ただし、カードローンの利用可能額は個人の信用状況によって変動するものです。返済日に遅れることなく信用を積むことで、アルバイトやパートであっても限度額の増額は難しいことではありません。
おまとめや借り換えといった目的で、最初から大きな額の融資を受けたい場合には、おまとめローンや借り換えローンといった目的の決まったローンを検討しましょう。おまとめや借り換え目的のローンの場合ならば、年収の3分の1以上の融資を受けることも可能です。
雇用形態はどれくらいカードローンの審査に影響するの?
カードローンの審査では、収入の安定度という面が重視されますので、
正社員>契約社員・派遣社員>アルバイト・パート
という順に信頼度があることは想像に難くないでしょう。
とはいえ、労働者の約4割が非正規雇用といわれる時代です。アルバイトやパートだからという原因だけで審査に落ちることはまずありません。雇用形態について引け目に感じることはないのです。
以前はアルバイトやパートでは申し込めなかった銀行カードローンでさえ、最近は正社員でないことは問題にならなくなっているのです。
アルバイトやパートでも在籍確認はある?
カードローンの審査で多くの方が心配されるのが、勤務先やバイト先への在籍確認でしょう。
特に個人宛てに電話がかかってくることなどないような職場に勤めている方ならばなおさらですね。
アルバイトやパートの方は特に不安になる部分でしょう。
基本的にカードローンの審査では、申請された勤務先で実際に働いているかどうか、電話をかけて確認する在籍確認が行われます。
ただし業者側は個人名を名乗り、あなたに替わってくれるように告げるだけです(あなたが休みなどで不在ならばそこで在籍確認も終了です)。決してあなたの会社の人に、あなたについてあれこれ聞くようなことはありません。
勤続年数や年収を尋ねるようなこともないのです。
電話がかかってくるという心構えをしておけば、勤務先の方への言い訳だけを考えておきましょう。
申し込みや審査にはどんな書類が必要?
カードローンの審査に必要な書類は、正社員でもパートでも変わりありません。基本的には本人確認書類となる身分証明書だけで審査を受けることになります。
身分証明書となるものは、運転免許証や健康保険証、パスポートなどがあります。
アルバイトやパートの方の場合、国民健康保険証しかないという方も多いかもしれませんが、問題ありません。
ただし、商品やサービスによっては国民健康保険証では申し込めないものもあります。(例・モビットのカードローンの本人確認書類は国民健康保険証で問題ありませんが、「WEB完結」サービスを利用する場合には社会保険証か組合保険証に限られています。)
また「収入証明書が必要?」と心配される方が多いのですが、収入証明書が必要となるのは一定額以上の融資を希望した場合になります。
消費者金融などの貸金業者では、「1社の利用限度額が50万円を超える場合」と「複数の貸金業者からの借入額の合計が100万円を超える場合」には、収入証明書の提出が必須となります。
銀行カードローンの場合には、各商品によって収入証明書提出が必要となる融資希望額のボダーラインが違ってきます。だいたい100万円以上の希望額から収入証明書の提出を求められるカードローンが多いですね。
ちなみに収入証明書として有効なものは、源泉徴収票、直近の給与明細書、住民税決定通知書などです。
アルバイトやパートの方でも源泉徴収票や給与明細書は受け取っているはずですので、高額の融資を希望する前には確認しておきましょう。
アルバイトやパートが利用しやすいカードローンは?
ここでは、具体的に各カードローンがアルバイトやパートの方へどういった対応をしているかまとめてみました。
アルバイトやパートでも利用可能なカードローンを見つけましょう!
【三菱UFJ銀行「バンクイック」】
安定した収入があればアルバイト・パートでも申し込み可能です。
学生や主婦(主夫)でも申し込み可能な間口の広い銀行カードローンといえるでしょう。
ちなみに年金収入のみという方でも申し込み可能です。
「銀行のローンは条件が厳しい」という過去のイメージを覆す、利用者に優しい個人向け銀行カードローンです。
【楽天銀行スーパーローン】
銀行ローンの中でも、アルバイトやパートに優しい(審査が甘い!?)という口コミが多いのが楽天スーパーローンでしょう。
ホームページにはアルバイトやパートの方専用の申し込みページも用意されています。
また、楽天IDを持っている方(楽天会員)や楽天銀行に口座を持っている方の場合、さらに手続きが簡単になり最短で即日の借入れも可能です。
さらに、入会や利用に応じて楽天スーパーポイントが貰えたり、期間限定で金利が低くなるキャンペーンが行われていたり、楽天会員ランクによって金利が優遇されたりと、銀行カードローンなのにお得なサービスが盛り沢山のところもおすすめポイントですね。
特に普段から楽天サービスをよく利用している方ならば、真っ先に検討する価値があるかもしれません。希望限度額300万円未満であれば、原則として収入証明書も不要です。
【みずほ銀行カードローン】
みずほ銀行カードローンの利用条件は安定した収入のある方ですので、アルバイトやパートの方でも申し込みは可能です。
ただしコンフォートプラン、エグゼクティヴプランともに、メインとしているターゲットは正社員のサラリーマンというイメージですので、「アルバイトやパートの方も大歓迎!」という雰囲気はありません・・・。
そこでアルバイトやパートの方におすすめなのが、みずほ銀行MyWingの「わたし応援ローン」です。
少額のキャッシングに使いやすいカードローンで、女性でも安心して利用できる銀行カードローンです。
1円単位の借入れも可能ですので、必要な分だけを銀行ならではの低金利で借りることができますね。
【三井住友銀行カードローン】
三井住友銀行の口座を持っていれば、審査書類も不要でWEB完結で手続きすることができる銀行カードローンです。
アルバイトやパートの方でも安定した収入があれば申し込むことができますが、「大々的に歓迎!」という感じではないですね。
【じぶん銀行カードローン】
auを利用している方ならば金利優遇のサービスがある銀行カードローンです。
さらにじぶん銀行の口座を持っている方ならば手続きも簡単です。安定した収入があればアルバイトやパートの方でも申し込み可能!
【ジャパンネット銀行ネットキャッシング】
ネットバングの草分け的存在のジャパンネット銀行のキャッシングです。
カードの発行されないネットでの振込によるキャッシングになります。
ジャパンネット銀行の口座を持っていて、安定した収入があればアルバイトやパートの方でも申し込み可能です。
初めての方には30日間の無利息期間サービスがあるのが、銀行ローンでは珍しいですね。
【新生銀行レイク】
新生銀行のカードローン商品レイクは、かつては消費者金融だったこともあり、アルバイトやパートの方ももちろん申し込める間口の広い銀行カードローンです。
無利息サービスが充実しているのも特徴ですね。
女性専用の「レディースレイク」もありますので、女性でも安心して申し込みや相談をすることができます。
【セブン銀行カードローン】
利用限度額が10万円、30万円、50万円の3種類というシンプルで分かりやすい銀行カードローンです。
雇用形態での制限はありませんので、アルバイトやパートの方でも申し込みできます。
【プロミス】
消費者金融カードローンでアルバイトやパートだから利用できないところはまず無いでしょう。大手消費者金融業者であるプロミスも、もちろんアルバイトやパートでも申込み可能です。
ちなみに、口座振込キャッシングのみの「カードなし」で申し込めば、全ての手続きや取引がWEB上で完結でき、自宅に郵便物が届くこともありません。
家族に内緒で利用したいという方にも人気ですね。女性専用ダイヤル「レディースコール」も用意されています。
【アコム】
もちろんアコムも安定した収入があればどんな方でも申し込み可能です。
ホームページにはあなたの条件で借入れが可能がためし診断ができる「3秒診断」がありますので、気軽にチャレンジしてみることができますよ。
「申し込みの前に相談してみたい」という方でも利用できる女性専用ダイヤルも用意されています。
【アイフル】
「みんなにオープン」の合言葉とおり、アルバイトやパートといった雇用形態に関わらず利用することができます。
アイフルのおためし診断は「1秒診断」!
すぐに融資可能かを調べることができます(その後、申し込むと本審査になります)。特に女性の利用者は歓迎されており、女性専用の「SuLaLi」という独自のカードローン商品まで用意されています。
【SMBCモビット】
ビジネスマン向けといったイメージが強いかもしれませんが、モビットも安定した収入があればアルバイトやパートの方でも利用可能なカードローンです。
最低金利実質年率3.0%という、銀行カードローン並みの低金利も魅力的ですね。
ただし「WEB完結申込」サービスを利用するには、社会保険証または組合保険証が必要となります。
闇金・違法業者に注意!
闇金というと「違法な高金利で貸し付ける業者」と思う方も多いでしょうが、最近では様々な手口の違法業者が現れています。
特にアルバイトやパート、多重債務者といった「審査に通るかどうか不安」という方を狙った手口の詐欺が報告されていますので注意しておきましょう。
「借金の相談乗ります!」「アルバイト・パートOK!他社借入れ多い方OK!」「ブラックでも審査通ります!」などといった謳い文句で宣伝をし、審査に不安のある方を集めます。
そしてその人の属性や借入れ状況を見た上で、「◯◯なら審査に通るな」という目星を付けます。
申込者には「こちらから連絡を入れておいたから◯◯へ行って申し込んで来て。借りれたら◯割を手数料として頂きます。」という紹介の仕方をするのです。
実際には連絡など入れておらず、ただ単にもともと審査に通る業者に申し込んだだけなのに、手数料を取られてしまうのです。
こちら側に審査基準の知識が無いことに付け込む悪質な詐欺ですね。
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