複数のカードローンでの借入れは危険?ローン審査に通らない?
カードローンやクレジットカードのキャッシング枠など、手軽にお金を借りられる方法も増え、最近では銀行のカードローンも以前に比べると敷居の低いローン商品となっています。
そうなると、特にお金に困っている人でなくとも、いくつかのキャッシング商品を利用しているというケースが多いでしょう。
キャッシングはどんなに手軽に利用できるといっても借金であることに変わりはありません。
ここではカードローン利用の危険性も理解するとともに、その上で上手に活用するための方法も考えてみましょう。
また、現在いくつかの借り入れを抱えている場合でも、急なお金が必要となることもあります。
そうなった際、他社借入件数は審査にどう影響するのか?ということも知っておきましょう。
さらにお金が必要な場合につい焦って何社ものカードローン商品に申込んでしまう方がいます。
この場合のリスクについても知っておきましょう。
目次
2社目のキャッシングから多重債務の危険?!
カードローンや借金の話題になると避けて通れないのが多重債務の問題です。
バブル期以降、多重債務者による自己破産や任意整理、果ては借金が返せず自らの命を断つという人まで増加するという社会問題がありました。
そのせいで、カードローンは怖いというイメージを持っている人も多いでしょう。
特に消費者金融のカードローンは高金利で、ゆくゆくは多重債務で破たんしてしまうとまで考えてしまう人もいるようです。
しかし、現在のカードローンは、新たに施行された貸金業法のおかげで非常にクリーンなものになっています。
以前のようなグレーゾーン金利という高金利も撤廃され、法定金利を守られた貸し出しが行われています。
一時的なキャッシングでそのまま生活が破たんしてしまうようなことは無いのです。
とはいえ、多重債務の入り口が2社目のキャッシングという側面は間違いではないでしょう。
しっかりと返済を見据えたキャッシングをすることは大切な条件です。
複数のカードローンを利用していると審査に通らない?他社借入件数は何件までOK?
すでに他社でキャッシング利用がある人にとって、カードローンの借入審査はとても不安なものでしょう。
一般的な消費者金融系のカードローン審査では、借入件数3社がボーダーラインになるといわれています。
他社借り入れ件数が2社までの場合は、借り入れ額残高などを考慮して新規の貸し付けを行うことも多いです。
しかし、これが4社目になると途端に厳しくなるといわれているのです。
一流の会社に勤め、年収が高く返済能力が充分あるという方でも審査落ちしてしまう場合があるので注意しておきましょう。
例えばA社に10万、B社に10万、C社に5万の借り入れがある人より、A社に25万の借り入れだけがある人の方が新規のキャッシングがしやすいということです。
この審査基準については、各業者や融資担当者によっても違いがあるので断言はできませんが、大手消費者金融業者では暗黙のルールとなっているようですね。
もちろん当たり前ですが、貸金業者では総量規制以上の金額の借付けは行われません。
あなたの借入額や返済状況は個人信用情報機関への登録情報でしっかりと各金融機関で共有されていますので、虚偽の申し込みをしてもバレてしまいますよ。
すでに3社以上の借り入れ先があるという場合には、少しでも借入先件数を減らすことを検討してみるのがおすすめです。
1社の利用限度枠でまとめられる他社の借り入れがあるのなら、ひとつにまとめてしまうのも良いでしょう。
新たなキャッシングをするためでなくても、月々の返済額が低くなったり完済しやすくなるというメリットもあります。
また、複数社の借り入れを一本化することを目的としたおまとめローンといったローン商品を検討するのも良いですね。
最近では総量規制対象外となる銀行系のカードローン商品でおまとめをする人も多いようです。
複数のカードローンの同時申し込みで申込みブラックに?!
「キャッシングを申し込んだ」という情報は、信用情報に記載され各業者で共有されます。
審査に通るか不安だからといって、同時期にいくつものキャッシングを申し込んでしまうと、「この申込者は余程お金に困っているのか?」という余計な疑惑を持たれてしまうのです。
これがいわゆる「申込みブラック」と呼ばれてしまう状態で、審査落ちする可能性が高くなったり、利用限度額を少なく設定される可能性もあります。
場合によっては通常審査よりも慎重になり、独自審査が行われることもあるようですよ。
できれば1社に絞って申し込むのが最善なのですが、同時申込みは多くても2社程度に抑えた方が良いでしょう。
ちなみに申し込みをしたという信用情報(申込記録)は、最長6ヶ月間で信用情報から消えます。
審査に落ちたからといって立て続けに申し込まずに、半年以上は期間をおいて申し込むのがおすすめです。
申込みブラックにならないために
とはいえ「すぐにお金が必要だし審査も不安だし・・・」という方も多いでしょう。
申込みブラックにならないためには、慎重にカードローン商品を選んで2社以上の同時申し込みしないことが大切なのですが、できる対策もあります。
それが「お試し審査」です。
大手金融機関のカードローン商品ならば、ホームページ上に借入れが可能かどうか確認することのできる「簡易審査」の機能が設置されていますよね。
ここで現在の借入状況を入力すれば、正式に申し込まなくても審査通過するかどうかのおおよそのチェックをすることができます。
お試し審査ではこちらの個人情報は何も明かさずにチェックできますので、当然信用情報に申込記録が記載されることもありません。
ほんの数秒で結果が分かりますので、やみくもに申し込まずにまずは試してみて損はないですよ!
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