カードローンの限度額を増額する方法は?増額審査申込みのタイミングやポイントは?
カードローンはキャッシュカード感覚で気軽にお金の出し入れができますよね。
コンビニATMでキャッシングできたり、インターネットバンキングはもちろんスマホだけで振込みが可能になったりと利用できる場面も広がっています。
そうなると「もっと使える金額が多ければな」と思うことも増えてくるでしょう。
カードローンでは個人によって利用限度額が設定されています。
初期審査によって決められた借入枠を増額するにはどうしたらよいのでしょう?
限度額の増額方法や、増額審査へ申し込むタイミング、ポイントや注意点を考えてみましょう。
また、増額審査を申し込むリスクについてもご紹介します。
目次
限度額の増額を申し込むタイミングは?ポイント・注意点は?
カードローンの限度額が増額される方法は2種類あります。
・利用者自身が増額を申請する
それぞれのタイミングやポイント・注意点を知っておきましょう。
増額を勧められる場合
カードローンを利用し始めてからある程度経つと、カードローン会社側から「限度額を増やしませんか?」といった案内が来るケースがあります。
通常はメールでの連絡や個人の携帯電話宛ての電話連絡になります。
また、WEB上の会員画面などで「増額が可能です」といったお知らせがある場合もあります。
では、業者側ではどういったタイミングで増額を勧めているのでしょうか?これには様々な要因が絡み、また各社によって一定のルールを定めているので一概にはいえませんが、主な増額につながる要因をご紹介します。
優良な利用実績を積んでいる
大前提として「返済遅延が無い」「随時借入利用がある」といった利用実績がある人でなければ増額を勧めることはありません。
一定の契約期間を経過している
カードローンの利用期間がひと月や半年程度で増額を勧められることはまずありません。各社によって違いはありますが、少なくても1年以上の返済実績を積んでからというケースが多いようです。
カードローン商品の”売り時”
カードローンも一般の商品のように”大売り出し”をする時があります。
また、一般企業と同じように、”販売ノルマ”や”決算期に向けての”セール”を行うこともあります。積極的に融資を増やしたい時期に増額を提案されることもあります。(新規カードローン商品以外では実際にはなかなかありませんが・・・)
増額を申し込む場合
逆に、自分から増額を申し込む場合には上記の条件を意識したタイミングが望ましいでしょう。
信用実績を積んでから
利用し始めて1ヶ月しか経っていないのに増額申請しても審査通過する可能性は非常に低い、というか皆無でしょう。
ある程度の業者との信用実績を積んでからの増額申請が望ましいです。少なくとも半年以上の利用実績、1年以上は返済遅延なしという信用実績は欲しいところですね。
属性が有利になった
契約時に申告した個人情報は、全てあなたの”属性”として利用限度額の設定に反映されています。つまり、それらの属性が変更した場合、限度額の増額が可能になる可能性があるということなのです。
例えば「収入状況がよくなった」「持ち家を購入した」といった金融信用上で有利になる変更があった際は、増額申請におすすめのタイミングなのです。
お金が必要になった
もちろんあなたが新たに借入れが必要となったのであれば、増額を申請することができます。
ただし、増額を申請すると新たに審査を受けることとなります。
例えば「他社借入れの返済が延滞してしまっているから増額したい」という理由ですと、信用情報機関の情報を参照して返済遅延が起こっていることが分かってしまいます。
自分から増額を申請する際には、業者側にとって自分が優良な顧客であり、信用情報に記載されるような金融事故の無い状態が最も望ましいタイミングなのです。
ただし、どうしても他社への返済など家計の資金繰りで苦しい時には、他のカードローン会社と新規契約をするよりは、現在利用しているカードローンの増額を打診してみることが最善でしょう。
カードローン限度額を増額するまでの流れ・限度額増額方法
増額までのおおよその流れを知っておきましょう。
1.増額を申し込む
2.審査
3.審査通過したら増枠
4.新たにキャッシング可能
増額を申し込むということは、再審査を申し込むことと同じだと理解しておきましょう。
増額を申し込む方法
増額を希望する場合には、各カードローン商品によって定められた増額の審査申込み方法で申請しましょう。主な申請方法には以下のようなものがあります。
ATMや会員メニューから申請
ATMの画面や会員専用サイトのメニュー画面に、限度額増額を申請するボタンが用意されています。
電話で申請
サポートセンターなどで申請を受付けてくれます。
店頭で申請
実店舗があるカードローンならば、店頭窓口での増額申請も可能です。
カードローン限度額の増額審査はどんなことをする?
限度額の増額に際して行われる審査も、新規審査時とほぼ同じになります。基本的には保証会社の審査、審査担当者の審査・チェックという内容になります。
信用情報機関で信用情報の参照
他社借入れや金融事故などの有無を確認します。もちろん総量規制対象の借入れならば、借入れ額の総額のチェックも行われます。
属性審査
新規の審査の際と同じように、年収や勤務先・勤務期間、居住年数や家族構成といった様々なあなたの個人情報(属性)を再審査します。この際に勤務先への在籍確認も再度行われるケースが多いです。
また、審査状況によっては収入証明書類の提出を求められる場合もあります。
審査基準や審査内容が明らかにされることはありませんが、新規契約時の審査より厳しくなるか甘くなるかはあなたの利用実績によるところが大きくなります。
現時点ではカードローンを利用している「お客様」なので、多少の温情審査が期待できる場合もあります。
限度額の増額を申込むと逆に減額されたり利用停止になる可能性もある?!
「今の限度額のままでもいいからダメもとで増額申請してみようかなぁ」という考えの方もいらっしゃるかもしれませんね。確かに、すでに契約済みで手元にローンカードはあるし増額審査は否決されてもダメージは無いと思うかもしれません。
しかし増額審査を申し込むことにはリスクがあることも知っておきましょう。
増額の申し込みをすると、再び金融業者や保証会社が審査をすることになります。審査の結果、現在の利用限度額が不適切と判断されてしまう場合もあるのです。
限度額が見直され減額となってしまったり、最悪の場合、新たな貸出しの利用停止をされ、返済専用の契約となってしまうこともあります。
具体的には以下のような場合、減額や利用停止処分となります。
契約時と属性が変更している
新規契約時と現在の状況が大きく変わっている場合です。
例えば「退職して無職になっている」「年収が減った」「転職して勤務先が変わった(=勤続年数が減った)」など、状況が悪化している場合には減額や利用停止の可能性があります。
信用情報に事故情報がある
任意整理や返済遅延といった金融事故はもちろんですが、「他社からの借入れが増えて総量規制の範囲額を超えそう」といった場合でも新たな貸付けが停止されます。
もちろん、信用情報機関には登録される前の現在のカードローンの返済状況は最重視されます。
多重債務者になる前に増額の検討を!
現在のカードローンの支払いが厳しくて増額を希望する場合や、すでに限度額いっぱいまで利用している状況なのに急な出費でお金が必要という場合もあるでしょう。
こういった場合に新たな貸金業者のローンを組んでお金を借りることを考えてしまいますが、借入れ先が2つ以上になるとそれはもう多重債務者ということになります。
借り入れ先が増えるごとに返済のわずらわしさや月々の負担額も増えますし、支払わなければならない利息分が増えるような場合の方が多いのです。
多重債務の末、返済に行き詰まって債務整理や闇金に手を出してしまう人の多くが、入り口は同じ「2社目の借入先」なのも確かです。まずは、現在利用しているカードローンを増額してもらうことで乗り切れないかを考えましょう。
例外をひとつご紹介します。
「今のカードローンは限度額まで使い切っているけれど、来月のボーナスまで10万円だけあればなんとか乗り切れる」といったような、一時的に少額が必要な場合です。
現在の利用枠が増額されて借りた場合、その分はやはり金利がかかりますので利息が発生します。
しかし、新規利用者への無利息期間が用意されているカードローンで借りれば、その期間の利息はゼロ円です。短期間で返済できる金額ならば、無利息サービスのあるカードローンを検討してみてはいかがでしょうか?
無利息サービスのあるカードローン
消費者金融カードローン
・プロミス
初めてプロミスを利用される方は30日間無利息
・アコム
初めてアコムを利用される方は最大30日間の利息が0円
・アイフル
初めてアイフルを利用される方は最大30日間の利息が0円
銀行カードローン
・新生銀行レイク
初めてレイクを利用される方は、最大30日間無利息か5万円までの利息が180日間無利息のいづれかを選ぶことができます。
・ジャパンネット銀行ネットキャッシング
初めてネットキャッシングを利用される方は最大30日間無利息。
増額審査や新たな借入れ審査落ちしたら?
「増額審査は厳しい」という噂を耳にすることもあります。お金に困っている状態ならば新規のカードローン審査に落ちてしまうこともあるでしょう。
こうなったら選べる道はふたつです。
・債務整理をする
現在の借入れの返済に行き詰まっている人のためのローンがおまとめローンや借り換えローンです。申込み前に電話相談を受付けている場合も多いので、まずは検討してみるとよいでしょう。
おまとめローンの場合ならば、銀行系でない消費者金融系でも年収の3分の1以上の貸付けも可能な場合があります。
おまとめや借り換えも無理ならば債務整理という方法も検討しましょう。法律に則って借金を減らしたり返済しやすく整理できる方法です。
弁護士事務所や司法書士事務所の無料相談などを利用することができます。
そして、決して手を出してはいけないのが「違法業者からの借入れ」だということは忘れないようにしましょう。
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