カードローンは契約のみで使わないでも大丈夫?カードを作るだけのメリットやデメリットは?
急にお金が必要になった時、あなたには自由に使えるお金がいくらありますか?今の時代いつ何が起こるか分かりませんよね。突然、収入が減ってしまう、働けなくなって収入が無くなってしまう、決して非現実的なことではありません。
「いざという時」のための備えとして、貯金や保険とともにカードローンを活用することもできるのです。
「お金を借りないのにカードローンの契約のみをしてもいいの?」ここではそんな疑問にお答えします。
また、カードローンを契約だけして使わないことのメリットやデメリットについても知っておきましょう。さらに、カードローンの契約だけをする際のポイント・注意点もご紹介します。
あわせて、「契約してすぐ解約したらどうなる?」「使わないカードローンを解約するタイミングは?」といった、カードローンの解約についても考えてみましょう。
目次
カードローンは契約のみでピンチに備えることも可能!
いざという時にすぐに借りられるお金があるということは、意外と大きな気持ちの支えになります。
「保険に入っているけどすぐに現金が必要な時に困る」
そんな時、カードローンならばすぐに必要な現金を手にすることができます。
また、銀行系・消費者金融系に関わらず、カードローン商品で入会費や年会費がかかるものはまずありません。つまり、カードローンの契約のみをしていても、使わなければ(つまりお金を借りなければ)私たち利用者が負担する費用は一切ありません。
キャッシング枠のあるクレジットカードでも同じように備えとして使えますが、年会費がかかる場合があるので持っているだけだと損をしてしまうこともありますね。
カードローンを持ってるだけで使わないメリットは?
急な出費にすぐ対応できる!
例えば
「急な葬儀に参列しなければならなくなったけど、香典代が痛い・・・」
「怪我で入院・・・当面の入院費や治療費や生活費をどうしよう・・・」
「弁償しなきゃならない!そんなお金の余裕無いよ・・・」
もちろん保険やボーナスなどでやりくりできる場合もあるでしょうが、「すぐに現金が必要!」という場面では対応しきれないこともあります。そんな時にカードローンを持っていれば、利用限度額以内ならばすぐに現金を手にすることができます。
提携ATMで引き出すこともできますし、銀行口座振込みで即入金にも対応してくれます。土日や深夜でも現金が必要な時に困ることがありません。
使ってなければ費用はかからない
カードローン商品には年会費のようなものはありませんので、お金を借りていなければ支払いをすることは何もありません。クレジットカードとの違いですね。
カードローンを契約のみで使わないデメリットは?新たな審査の不利になる場合もある?
「いざという時にあわてないためにも持っていてもいいかな」と思った方へ、カードローンを契約していることのデメリットについてもご紹介します。
個人信用情報に記載される
カードローン商品を契約したことは、信用情報機関のあなたの信用情報に登録されます。「どの金融機関のどのカードローン商品で、融資限度額枠は○○万円で、契約日はいつで・・・」といったように詳細な情報が共有されます。
この信用情報は、新たにローン商品や融資を受ける際に参照されますので、審査担当者には「この人は今後○○万円借入れする可能性があるんだな」ということが分かります。
とはいえ、返済の延滞や債務整理といった事故情報、いわゆるブラック情報ではありませんので、ことさら借入審査が不利になることはありません。しかし、新たにカードローンなどで利用限度額の枠を設定する際に、現在の限度額枠も考慮されます。
これは貸金業法の総量規制に関係するため、どの貸金業者も現在あなたの契約している限度額枠と新たな限度額枠の合計が年収の3分の1以内に収まるように設定するでしょう。
ただ、現在借りられるカードローンがあるのに新たに申し込みする人は少ない(いない?)と思いますのであまり大きなデメリットではないでしょう。
少し注意しておきたいのが住宅ローンや自動車ローンなどの大型ローンです。総量規制の対象外となるローンですので、現在契約中のローン商品があっても問題ないのですが、審査の際に全く無視することはないでしょう。実際には借入額はゼロで使っていないけれど、「○○万円までは借りる可能性がある」という見方をされる場合があります。
審査への大きなマイナスではないですが、審査基準に少しは影響があると考えておいた方がよいでしょう。
カードの盗難のリスク
ローンカードを発行した場合、そのカードが盗難されてしまうというリスクはあります。もちろん普段持ち歩いたりしなければ無駄に心配することもないですね。
また、アプリローンやカードレスローンのようにカードを発行しないカードローン商品も増えています。スマホのアプリを使ってATMで入出金ができたり、インターネットだけで振込みキャッシングが利用できます。カードを持つのは嫌という方でも、カードを使わない借入方法でカードローンが利用できるようになっています。
いざという時の備えとしてカードローンを契約する際のポイント
カードローンの契約のみで備えるという利用方法をする際のポイントや注意点をご紹介します。金利や極度額だけでカードローンを選ぶ前に知っておきたいポイントです。
複数社のカードローンを契約しない
備えとして契約するのならばカードローンは一枚で充分でしょう。審査落ちが不安だからといくつかに申込んだり、少額の限度額で何枚もローンカードを持つようなことはやめましょう。
一度に複数のローン商品に申し込みをすると、審査する側からすれば「この人はよほどお金に困っているのか?」と貸すのが不安になってしまいます。また利用していないカードローンをいくつも契約している人は、単に不審な人でしかありません。
「いざという時にこれぐらいあったら乗り越えられる」という借入限度額のカードローンを1社契約しておけば充分なのです。
無利息サービスのあるカードローン商品の注意点
特に消費者金融のカードローンでは「30日間無利息サービス」といったお得なサービスが用意されている場合があります。期間内の利息が0円になるので、是非とも有効に利用したいものですが、注意しておきたい点があります。
この無利息期間の適用される日が「契約日から」の場合と「初回借入れ時から」の場合に分かれていることです。例えば「契約日から30日間無利息」のカードローン商品ならば、契約のみで使わなければ無利息サービスの期間がどんどん無くなっていくということになります。
備えとして契約だけしておくのならば、「初回借り入れ時から無利息期間サービス」となっているカードローン商品の方がお得に利用できますね!
バレたくない人はWEB完結を!
家族や周りの人にカードローンを契約していることがバレたくないという人も多いでしょう。カードローンを利用していなくても、契約手続きや契約の継続中には郵便物などが届くこともあります。これを避けるためにも、インターネットでの手続きや利用が可能なカードローン商品を選びましょう。
WEB上で全ての手続きや取引を完結することのできるWEB完結サービスのカードローン商品ならば、パソコンやスマホだけでカードローンを契約していることが可能です。
契約の際の本人確認書類や収入証明書類といった必要書類のやり取りもネットを介してパソコンやスマホで行うことができます。月々の利用明細書などもWEB上で確認することができます。
自宅への郵送物が限りなくゼロに近づきますので、あなた以外にカードローンの利用を知られるリスクが減ります。WEB上での取り引きが充実しているカードローン商品の方が、在籍確認以外の電話連絡が少ないという傾向もあります。
カードローンを契約してすぐ解約するとどうなる?使わない場合の解約するタイミングは?
最後にカードローンの解約についても考えてみましょう。
カードローンを契約してすぐ解約したらどうなる?
カードローンに申込んで契約まで済ませたけど、使う予定がなくなって利用しなくなった。この場合には、前述したように今後のためにそのまま契約しておくことも可能ですし、すぐに解約することもできます。
ただし契約後すぐの解約はカードローン会社にとっては非常に印象の悪い行為です。カードローン商品は、入会金も、カードの発行料も、手続きの手数料も、年会費も全て無料ですよね。
つまりカードローン業者にとってみれば、様々な手間をかけてお金を貸す準備をしたのに、「やっぱ止めた」と全部を無駄にされた状況なのです。
カードローン会社はお金を貸して、返済の際に利息をもらうことで利益を得ています。契約してすぐ解約されたのでは、ただただ損をしてしまったという状態なのです。金融会社にもよりますが、その後一定期間はその会社のローン商品を利用できないという場合もあります。
また、契約と解約の情報は個人の信用情報に記載されます。他の金融機関や保証会社の担当者から見ても、「あれ?この人契約してすぐ解約してる。迷惑だな。」という印象になってしまうこともあります。
特に入会すれば何らかの特典のあるカードローン商品で、契約と解約を繰り返していれば、「これは悪質な特典パクリの申込者だ!」と思われてしまいます。こうなると新たなローン商品の審査に通ることも難しくなってしまう可能性もあります。
必要のないカードローンをいつまでも持っていることはありませんが、契約してすぐの解約はあまりおすすめしません。
使わないカードローンを解約するタイミングは?
では、不要なカードローンを解約するのにベストなタイミングはいつでしょう?
基本的にカードローン商品には「契約期間」が設定されていて、期限が来ると自動的に更新されるようになっています。この契約期限のタイミングで解約するのもひとつの方法でしょう。もちろん自分の都合でいつでも解約できますが、契約直後の解約はなるべく避けるようにしましょう。
また、新たに住宅ローンに申込むようなタイミングで解約しておくこともおすすめします。利用していないカードローンが極端に与信審査に不利になることはありませんが、完済後解約済みという信用情報の履歴はプラス要素にするなる場合があります。
ちなみに、カードローンを解約する際には借入残高は一括返済が原則となります。解約方法や返済方法は、各キャッシング会社や各カードローン商品によって定めらていますのでそれに従いましょう。
また、一度解約した場合、再び契約するには新たに申込み・審査を受けるという流れになります。
契約のみして備えるためのおすすめカードローン
プロミス
必要な時には原則24時間365日WEB受付で振込みキャッシングが可能です。アプリローンならばカードレスでの利用も便利!またプロミスの30日間無利息サービスは初回借入れ時からですので、借りるまでは無利息期間がスタートしません。
アコム
アコムも24時間365日の銀行振込融資に対応しています。また楽天銀行口座への振込みならば、24時間最短1分で反映されます。ただし、30日間無利息サービスは、契約日の翌日から30日間となります。
SMBCモビット
電話連絡なし・郵送物なしの「WEB完結」の申込方法が人気です(利用条件あり)。スマホATM取引に対応していますので、カードレスでの利用も可能です。
楽天銀行スーパーローン
ネット銀行のカードローンですので、WEB上での手続きや取引が便利です。また、契約するだけで楽天スーパーポイントが貰えるサービスがあります(もちろん借入をすればさらに借入額に応じてポイント付与されます)。
契約するだけで少しお得になるカードローン商品ですね。楽天銀行の普通預金口座を持っていなくても利用できます。
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