借金生活から脱出する方法のまとめ!
上手に活用すれば便利なカードローンやキャッシングも、使い方を間違えると一気に借金生活にハマってしまうこともあります。
すでに借金の返済や複数の借入れで困っているという人のために、借金生活から抜け出すためのポイントを考えてみましょう。
すでに多重債務で苦しんでいる人たちはもちろんですが、なかなか借金が減らない、借りては返すの繰り返しという方も自分自身の環境を見直してみてはいかがでしょうか。
目次
新たな借金をしない!
冷静に考えると当たり前のことなのですが、借金返済を続けているとつい新たな借金を重ねてしまうものです。
これは、新しい借り入れ先を作るということだけではありません。
現在利用しているキャッシングの限度額内から、また引き出してしまうという人が多いのではないでしょうか。
引き出してしまうということは自分の貯金を下ろすこととは訳が違います。
ローンカードでお金を引き出すということは、また新たに借金をしているということを意識するようにしましょう。
ちなみに、「借金」といういうと消費者金融からの借入れと思ってしまう方もいるかもしれませんが、クレジットカードのキャッシング枠の利用も、銀行からの融資も、どれも同じ借金です。
「カードローンの返済はしてるけど、クレジットのキャッシング枠が使えるから平気!」などという考え方は危険ですよ!
意識を変える!
多重債務へと駒を進めてしまう人の多くが、「まさか自分がこんなことになるなんて」と考えています。
月々の返済さえ滞っていなければ大丈夫と考えてしまいがちですが、それよど余裕のない家計状態でひとたび急な出費があればどうなるでしょう。
あっという間に新たな借金ができ、そんなこと積み重ねるうちに返済に困るほどの借入額にふくれ上がっててしまうのです。
月々返済に充てているお金を自由に使えたら、今よりできることも増えるのではありませんか?
ちょっとした意識を変えることで、毎日の生活を少しずつ矯正することにつながります。
カードを捨てる!
クレジットカードやローンカードがあれば、近所のコンビニATMなどで気軽にお金を引き出してしまうことができますよね。
あまりに簡単なので「お金を借りている」という気持ちも薄れがちです。
毎回の返済の負担で苦しんでいるのであれば、思い切ってカード自体を破棄してしまうことも効果的です。
物理的に新たな借入れができなくなることで、お金の使い方に慎重になります。
決まった支出を見直す
「まず節約」と考え、娯楽費や交際費などを削ることから考える人が多いのですが、節約のことばかり考えている生活は苦しいものですよね。
苦しいことは長く続けられないのが人間というものです。
月々決まって支払わなければならないお金、つまり固定費ってありますよね。
固定観念で「そこは変えられない」と思いがちですが、逆に減らすことができれば大きなゆとりにつながります。
家計の固定費で見直しが効果的な費用を考えてみましょう。
住宅
例えば、長い目で考えれば、家賃の安いところへ引っ越すということもアリでしょう。
月の収入を1万円アップしようとするには大きな努力が必要でしょうが、今より1万円安い家賃のところを探すのはそれほど難しいことではないのではないでしょうか?
さらには、ずっと賃貸で家賃を支払うべきか、住宅ローンを組んで購入してしまうべきかという見直しもできますね。
すでに住宅ローンを組んで返済を続けているのであれば、住宅ローンの借り換えをするという選択肢もあります。
住居に係る費用は家計の中でも大きな影響があります。
見直しをするには、月々の費用といった短期的な視点と、将来的に支払う総額といった長期的な視点を持つことがポイントです。
自動車
自動車を所有している方は根本的に見直してみるのも効果的です。
自動車ローンを組んでいるのであればもちろんですが、車を所有するということは税金や燃料費、駐車スペースの費用など様々な維持費がかかりますよね。
ここで削れるものはないか?またはそもそも自動車を所有する必要があるかどうかまで見直してみましょう。
「若者の車離れ」などともいわれていますが、彼らの中には「必要な時だけレンタルした方が経済面でメリットが大きい」という合理的な考え方をしている人も多いのです。
仕事などでどうしても車が必要ということでなければ、車を持たないという選択肢もあることを覚えておきましょう。
保険
生命保険や自動車保険など、いざという時の安心のための備えはもちろん重要でしょう。
しかし、万が一のための備えが日々の生活を圧迫していたとしたら・・・。
加入している保険を見直すことも家計に大きな影響を与えます。
生活スタイルの変化とともに必要な保障も変わることを考えれば、定期的な保険の見直しが大切ということが分かると思います。
通信費
現在では家族の一人に一台携帯電話・スマホというのが当たり前になっていますよね。
携帯代やインターネットのプロバイダ料金は、固定費の中でも見直しのしがいのある費用でしょう。
逆に、安易に削らない方がよいのが教育費です。
子どもの教育にかかわる費用は将来に対する投資ですので、慎重になりましょう。
支払いは真っ先にする
給料など収入があった時には、まず必要なお金を全て支払ってしまいましょう。
支払いの予定の日まで期間が空くのであれば、その分のお金は分けて管理しておきましょう。
絶対に必要なお金を先に無くしてしまうことで、残りのお金で生活する習慣を付けるのです。
最低限の食費も現金で別にして分けてしまっておくのも効果的です。
生活費の計算期間を細かくしてみる
多くの人は毎月給料などの収入を得、その額で1ヶ月分のお金の見通しを立てますよね。
これをもっと短く、まずは半分の2週間で区切ってみましょう。
2週間で使える金額をあらかじめ決めておき、前半で厳しくなっても後半分には手を出さないように生活します。
この方法だと、普段やりくりが苦手な人にも効果的です。
さらにもっと細かく、1週間分、1日分の金額を決めてやりくりする癖を付けるのも良いでしょう。
家計簿を付けたり返済計画を立てるのが苦手、という人にもおすすめの方法です。
借金を一つにまとめる
借金がなかなか減らない原因が、返済先が複数になっているということが多いです。
「毎月あっちにもこっちにも返さなければならない」というのは、精神的な余裕も削っていきます。
さらに酷くなると「どこにどれだけ借金があるか分からない・・・」などという最悪の多重債務者状態の人も。
借金を完済するための確実な近道といえば、借金を一つにまとめることでしょう。
今は複数の借金を一本化するための「おまとめローン」商品も増えています。
また、両親などに立て替えてもらえる人は頼ってしまうのも手でしょう。
明確な問題があるなら対策する!
借金が続く原因が自分でハッキリ分かっている人は今すぐにも対策しましょう。
例えばパチンコや競馬などのギャンブル。
「どうしてもやめられないんだよねぇ」などと悠長なことを言っている場合ではありません。
意識を変えることにもつながりますが、原因と分かっているものはキッパリとやめる勇気が必要です。
お酒や浪費癖なども同じですが、事態が深刻になると依存症という治療が必要な状態になる危険性があります。
近年では借金自体に依存する「借金依存症」という例も報告されています。
節約する
もちろん節約も大切です。
日々の無駄なお金の使い方を改めましょう。
今はネットなどで節約方法を公開している方も多いですので、できることを積極的に取り入れてみましょう。
また、ブログやSNSなどで自分から節約情報を発信し、多くの人と共有するのも相乗効果がありますよ。
ブログの管理者同士で借金完済を競いながら借金生活を脱出した経験者もいますよ!
収入を増やす
もちろん誰もが考えている解決法でしょうが、収入を増やすことは借金返済の負担を減らすことに直結しますよね。
しかしよく考えてみましょう。
例えば、借金返済のために昼は本職の会社勤め、夜はアルバイトという生活をしたとします。
働き詰めの生活では確実に健康面への心配がでてきます。
そして何より怖いのは、追い詰められた生活で精神面を病んでしまうことです。
過労によって鬱病を患い自殺してしまった方のニュースも大きな話題となりましたよね。
そこまで酷い状態にならなくとも、借金のためだけに働き続ける生活は確実に人の心を蝕んでしまうでしょう。
お金は生きていく上で大切なものではありますが、何より自分の生活が大切ということは覚えておきましょう。
安易に収入源を増やそうとすることで、大きなリスクを背負うこともあるのです。
債務整理も検討する
明らかに返済に行き詰まっているのであれば、債務整理という道があることも考えておきましょう。
「借りたものは返したい」という気持も大切ですが、無理をして闇金などに手を出してしまってはさらに深みにハマってしまうだけなのです。
債務整理方法には、任意整理、特定調停、個人再生、自己破産などがありますが、あなたの債務状況や経済状況によって最善の方法を選びましょう。
個人で行うには煩雑な手続きなどもありますので、弁護士や司法書士といった専門家の力を借りることをおすすめします。
もちろん、すでに闇金や悪徳業者といったやっかいな債権者に捕まってしまっているのであれば、なおさらそういった問題に強い専門家に相談しましょう。
また、借金生活の長い人の場合、過払い金が発生している可能性もあります。
「過払い請求をしたら借金の残金が全て相殺されてさらにお金が戻ってきた!」というケースもありますよ。
「任意整理着手金も不安」という方は、無料相談を行っている法律事務所や、法テラスのような公的機関を利用することもできます。
一人で悩んでいても返済地獄が続くだけならば、相談だけでもしてみてはいかがでしょう?
自分の人生を取り戻すきっかけになりますよ!
関連記事
-
カードローンは契約のみで使わないでも大丈夫?カードを作るだけのメリットやデメリットは?
急にお金が必要になった時、あなたには自由に使えるお金がいくらありますか?今の時代 …
-
カードローンのよくあるトラブルから怖いトラブルと対応策・相談窓口一覧!
カードローンは使い方を間違えなければ日々の生活を豊かにしてくれます。計画的にお金 …
-
キャッシングの種類にはどんなものがある?
キャッシングを「消費者が無担保・無保証人で少額の融資を受ける」としても、その方法 …
-
【カードローン初心者ガイド】カードローンを初めて利用する際の不安をすべて解消!
人からお金を借りることに慣れている人は少ないでしょう。ましてや家族や友達以外の金 …
-
カードローンで最速・最短でお金を借りる方法は?
お金を借りたい人の中でも、今すぐに借りたい!今日中にお金が必要という方は多いでし …
-
カードローンが使えなくなるのはどんな時?おろせないのは何故?逆に使えなくすることはできる?
お金に困った時にカードローンが一枚あると便利ですよね。銀行の営業時間外の深夜や早 …
-
借金は良いこと?悪いこと?カードローンで借金するのは悪いこと?
日本では悪いイメージでばかり語られることの多い借金ですが、実際には「良い借金」と …
-
全国の信用金庫(しんきん)カードローンの金利や利用限度額を一覧で比較!
全国のしんきんの担保・保証人不要の個人向けカードローンにどんなものがあるのか一覧 …
-
ジェイスコアとは?AIスコアレンディングの融資までの流れ
人工知能(AI)による融資を行う日本初AIスコア・レンディング、J.Scoreの …
-
信用金庫(しんきん)カードローンの金利や審査は?返済方法は?メリットやデメリットはある?
消費者金融だけでなくメガバンクや地方銀行の個人向けカードローンが充実してきていま …